2015年9月29日火曜日

書評:カリスマ講師 THE バイブル

私はこれまで、比較的、人前で話す機会に恵まれて来た気がしている。
バンド活動、葬儀の司会、営業担当としてのプレゼンテーションや、
ちょっとした講演等も経験した。

話をしている間に寝てしまわれた事も有ったし、
逆に、「想い」が伝わってきたと、お褒めの言葉を頂く事も有った。
毎回一生懸命やっている事に変わりが無くても、
得られる反応は場面場面で全く異なる。

同じ人間が同じような内容を話ししても、
その時々で微妙な、時には大きな違いが現れる気がしている。

どんな場面でも安定したクオリティを発揮する秘訣はどこに有るのだろうか?




渋谷文武(著) IMAJIN BOOKS
『カリスマ講師 THE バイブル』は
人前で話す人は皆”カリスマ”で有るべきと説く。

そして”カリスマ”は成るものではなく
「創るもの」であると言い切り、
具体的な創り方を、マインド〜テクニックまで含めて
幅広く紹介してくれる。


カリスマたるもの、
自分を磨き、自他共愛し、自己肯定感を高めつつも他人の悪口は言わない。

そして、カリスマを創るのはある種の「覚悟」が最も重要。
アーティストとして、嫌われたり笑われたりしても、
常に視線を高く持ち、感情に寄り添い恐怖と向き合う覚悟。

『あなたが経験した「人生の汚点」や人に知られたくな短所を堂々とカミングアウトした瞬間、あなたは同じ悩みで苦しんでいる人のカリスマになれる』
との筆者の言葉には、
久しぶりに運命めいたモノを感じて心が震えた。


上記の様な自己啓発的な内容はもちろん、
プレゼンのテクニック「伝える技術」も惜しみなく提供されていて、
決して人前で話すことが多い人だけでなく、
生き方やコミュニケーションの参考として
多くの方にお勧めできる内容だと感じた。

本書から、新しい一歩を踏み出す勇気をもらい、
一人でも多くの方がカリスマへの未知を歩み、
無数の「カリスマ」が現れ、
協力し合えるような様な社会を思い描くと、
とてもワクワクしてくる。


★行動へのヒント
・悩み、短所、負の感情に向き合い、それを武器や道具に変える
・過去は関係ない。現状と話す内容にギャップが有るほどカリスマ性が出る

最後までお読み頂きありがとうございました。

宮木俊明


2015年9月24日木曜日

書評:史上最強の人生戦略マニュアル

苦しい状態が続いている時。
何をしたら良いかわからない時。
投げ出したくなってしまった時。

厳しい状況に追いつめられた時に、
自制心を発揮して現実に踏みとどまるか、
現実逃避してしまうか。

本当にどうしようもない時には、
何を差し置いても自分を守る事を
私は否定しない。

けれども、
「本当にどうしようもないのか?」
もし検討の余地が有るのならば、
ちょっと試しに”あがいて”みる事を
私はお勧めしたい。



フィリップ・マグロー(著)  きこ書房
『史上最強の人生戦略マニュアル』は
苦境にもがいている時でも
何となくモヤモヤしている程度の時であっても
「正しいあがき方」を教えてくれる。


良薬は口に苦し、
これが一つの真実だとすると、
本書にはやはり真実が有るのかもしれない。

「問題がひとりでに解決することは、絶対にない」
「人生の責任は自分にある」
「その行動をやめられないのは、その行動から何らかの見返りを得ているからだ」
「過去の出来事を言い訳にしない」

もう十分だろうか。

「今日我々の直面する重要な問題は、その問題をつくったときと同じ考えのレベルで解決することはできない」
とは、かのアインシュタインの言葉だそうだが、
正にその事だ。

意識を変え、行動を変え、過去の出来事に対する「捉え方」を変え、
そして、現実を変えることを通じて
「人生の主導権を」取り戻さなければ、
問題はいつだって再発する。

逆に問題が起こるのは、
自身を振り返るきかっけを与えてくれる、
贈り物なのかも知れない。

「痛み」は進むべき方向を教えてくれる羅針盤なのだろう。


本書は、上記の様な観点で鋭い意見を叩きつけるだけではなく、
具体的なワークブックになっていて、
人生を棚卸し、力強く進んでいく為の指針を与えてくれる構成になっている。

更に、本書に散りばめられた具体例は強烈な物が多く、
自身に当てはめ共感するにはハードルが高いものの、
「こんなに大変な人もいるのに自分はこの程度の事でクヨクヨしていて良いのか?」と、
行動を惹起する刺激に満ち溢れている。

訳者の勝間和代さんが帯に書いている
「間違いなく、最も影響を受けた本の一つ」
という謳い文句も、本書に目を通せば十分に頷ける気がした。

これからも刺激的な自戒として、
本書を活用していきたい。


★行動へのヒント
・我慢でなく、解決に向かうのが努力
・辞めたい時には、見返りを断つ
・始めたい時には自分なりの公式「過去の成功例」「自分なりの必勝パターン」に着目する

最後までお読みい頂きありがとうございました。

宮木俊明







2015年9月18日金曜日

Macの動きが遅い時

昨年末から、メインのノートPCとしてMacBook Airを使っている。

OS:Yosemite
プロセッサー:1.4 GHz Intel Core i5
メモリ:4GB

使い始めてから、以下の点がずっと気になっていたのだが、
安価なモデルなので仕方がないのかもしれないと諦めていた。
・スリープからの復帰がやたら遅い
・時々動きがモッサリする


所がつい先日、突然、起動しても殆ど動かなくなってしまった。
何も特別な事はした憶えがなく、原因不明。


まずは、手元のiPhoneで解決方法を検索し、
以下の様なサイトを参考に
色々試してみた。
http://matome.naver.jp/odai/2141735466478581101?&page=1
http://dev.classmethod.jp/etc/macbook-air-heavy/

セーフモードで起動すると動く事が解ったので、
セーフモードの状態でNVRAMのリセットや、

ハードテスト、不要なファイルの削除等、
サイトに書いてあることは全てやってみたものの、
結局解決せず。

仕方なく、販売店に持込んで診断を受けた所、

原因が「セキュリティソフト」のカスペルスキーであることが判明した。


まさか、マック購入時から継続使用しているカスペルスキーが

突然悪事を働き始めるなんて、
当方にとっては予想外の展開だった。

カスペルスキーを削除し、

他のセキュリティソフトを入れなおしてから数日が経過したが
通常起動で全く問題ないだけでなく、
原因不明だったスリープからの復帰遅延も解消され、
時々発生していたモッサリ感も軽減された気がしている。


その後、気になって少し調べてみたが、

DoropBox等のストレージサービスが悪事を働く例も有るそうだ。

もしかしたらセキュリティソフトやストレージサービス等、

常駐するソフトが悪事を働くというのは常識的すぎて、
先にご紹介をしたようなまとめサイトにも上がらない様な原因かも知れないのだが、
今回の体験は、当方に取っては、なかなか斬新な体験で有ったため、
こちらでシェアさせて頂いた。


★行動へのヒント

・調子が悪い時は、最近取り入れたもや体力や食事のことだけでなく、常態化・習慣化しているモノを疑ってみる。
・当然、誰かが取りまとめた情報が全てを網羅していることは無く、世の中は沢山の例外で成立ってる。

最後までお読み頂きありがとうございました。


宮木俊明

2015年9月7日月曜日

第4回「ランニング読書会」@半蔵門

2015年9月6日(日) 15時より
怪しい雨雲が接近しつつある微妙な空模様の中、
7名の参加者にお集まり頂き、
「ランニング読書会」を開催した。

今回で4回目の開催となるが、
半蔵門のランニングステーション「Joglis」様のご好意により、
初となる店舗内ミーティングスペースをお借りする事ができた。

このイベントは、
本を通じてランニングの”楽しさ”を再発見して頂く事を目的に、
Read For Action形式の読書会」を実施し
得られた気付きや学びを、
直後の「皇居ランニング」によって即行動に移すことで、
楽しみながら学びを最大化する。


読書会パートでは、
本を参加者同士でグルグルと交換しながらその本に対する質問を作り、
回答を探し、それを共有することで
持ち寄った様々な本から重要なポイントを効果的に理解する方法で読み進めた。

「ランニンフォームの改善には普段から姿勢を意識することが重要」
「骨盤、丹田、肩甲骨を使い、重心を意識する」
「距離の伸びや、体つきの変化、ちょっとした成長を感じる事」
等々、様々な角度からランニングへの興味を高めつつ
読書会パートを終了した。


続いてのランニングパートでは、
Joglisから外に出て、読書会で学んだ
”一瞬で動ける身体を作れる準備運動”である
「プレ・カンガルー」と「プレ・フェニックス」を早速実践。
そして、皇居を周回するコースで、ランニングを開始した。

降り始めた雨もそれほど強くはなく、
逆に涼しくて走りやすいくらいで、
それほど気にせずにランニングを楽しめた気がした。

スロージョギング、ちょうど早歩きくらいの7-8分/km程度のペースで、
会話を楽しみながら、体幹を意識したフォームのポイントなどをチェックしつつ
ベテラン参加者からの有意義なアドバイスも頂きつつ
参加者全員、無事に完走をすることができた。

その後、希望者のみ、それぞれのペースでもう一周を走り、
ランニングパートを終了。

「読書会を通じて得られた沢山の金言がとても参考になった」
「走る前の読書会によって参加者同士が仲良くなれていて、
一体感が生まれていたから、ランニングもとてもやりやすかった」
等々、とても嬉しいコメントを頂け、
改めて、今後も継続していきたいと思った。


参加者それぞれ、1〜2周のランニング終了後は
Joglisに戻り、シャワーで汗を流し、着替えを済ませた後に、
希望者による懇親会も楽しく過ごすことができた。

尚、読書会で使用した本や、
参加者に寄贈して頂いた本は、
Joglisの本棚に置かせて頂いている。
Joglisをご利用頂くといつでも手にとって読んで頂けるし、
次回以降の読書会で活用していく予定だ。


ご参加頂いた素晴らしい皆様と、
会場等のご協力を頂いたJoglis様に深く感謝したい。



☆☆ 主なアンケート結果 ☆☆

信頼できる友人からの誘いがあり、楽しくて身のあるランニングができそうだったので参加した。
読書会への参加は初めてだったけど、
読書会を通じて参加者同士が瞬間的に知り合いになれて、楽しく過ごすことができた。
今日得られた知識を今後生かせそう、と言うより生かすように努力して行きたい!
ランニングの実力に関係なく楽しめて、普段全く手に取らないような本との出会いが楽しめる企画です!
(黒羽 雄二 さん)

楽しく学びながら実践を出来る機会として参加しました。
参加する度に、毎回異なる環境で課題に取り組めることがとても楽しいです。
これからの生活やスポーツの中で役立つ経験ができました。
何か課題があったり、刺激が欲しい方は、
同じ目標を持つ友達と話ができるこのイベントに是非を!
(中村 聡伸 さん)

以前からランニング読書会の開催を伺っており、
是非参加したいと思っていて、今回ようやく参加できました。
自分が経験者で教える立場だったからか、読書会で学んだことを実際に実践するまでには至りませんでしたが、ランニングに特化していて共通のテーマを持った仲間が集まっているという点でとても話しやすかったですし、モチベーションが上がりました。
普段から丹田・肩甲骨など意識して生活していきたいと思います。
この読書会は初心者でも気軽に参加できて、誰でも走ることが楽しくなる、そんなイベントです!
(岩野 亮介 さん)

黒羽さんにご紹介いただき、一緒に参加させて頂きました。
事前に全員で読書して目標を話し合っていたので、ランニングの時にも団結感があって、楽しく走れました。
学んですぐに行動すると、モチベーションが上がります。
本を読んで走ったら、ビールが美味しい会だよ〜!
(池戸 優介 さん)

FaceBookでお知らせを受けて、今回も参加させて頂きました。
ランニングだけでなく、プレゼンの勉強にもなりました。
読書会とランニングを一緒にやる、一風変わった、しかし役に立つイベントです。
(T. T.  さん)

ランニング技術の吸収の為に参加しました。
毎回、参加者のテーマに対する意識が高く、とても役に立ちます。
ランニングに興味がある人間には直球で響きます!!
(上田 英和 さん)

走ることの楽しさを知るために参加。
炎天下に比べると、雨の中の方が走りやすかった。
これからも走り続けようという気持ちになれた。
なぜか楽しく走れる、不思議な読書会です!
(中村 英正 さん)


★行動のヒント

・なぜ走るのか
 − 人は長距離移動に対して根源的な情熱を持っている!


・走りながら考える、考えさせられる
 − 人間的成長につながる!!

・立つ姿勢⇒歩く姿勢⇒走る姿勢
 − どこをリラックスさせるか? リラックスが基本!!!



最後までお読み頂きありがとうございました!

宮木俊明




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