2015年12月29日火曜日

Sinction!〜行動のためのカラオケ#1〜@渋谷

12月21日(月) 忘年会シーズンまっただ中、
おそらく日本有数の忘年会のメッカ、
渋谷で開催した
「カラオケ」を使ったワークショップ。

今回は、主催者を含めて4名でのテスト開催。

タイトルの「Sinction」は
「Sing For Action」の略。

カラオケを、無理して盛り上がるだけの刹那的な経験に留めず、
シンガーとリスナーが互いのフォードバックを通じて一緒に楽しむことで、
楽曲を通じてお互いをより深く理解し合ったり、
新しい価値観に出会ったり、
具体的な問題解決のヒントを
仲間と共に見つけ出すことができるように計画した。

カラオケボックスから、一人ひとりのストーリーが生まれるカラオケ、
ダイアログを通じて、行動するきっかけを紡ぎだすカラオケ、
それがSing For Action。


渋谷某所のカラオケボックスに集合し、
まずは飲み物を注文。
その後はイントロダクション〜参加者の自己紹介から
フセンやカラーペンを活用した
ワークショップ型のカラオケがスタート。

新しい体験に、戸惑いながらも、
楽しみながら積極的にご参加頂けた姿が印象的たっだ。

「これは新しい」
「面白くて、深い。」
等と、嬉しい声を多く聞くことができ、
今後も継続的に開催していきたいと思った。


適度に飲食を楽しみながらも
「歌」を使うことで感情が動き
気付きをより深く効果的に取り入れる事ができた気がした、
あっという間の3時間だった。

積極的に楽しんで頂いた参加者の皆様に
深く感謝したい。


☆☆ 主なアンケート結果 ☆☆

良くわからないまま参加しましたが、
とても楽しい、いつもとは違うカラオケになりました。
何より、元気が出ました!
そして今日の気付きを今後も生かせそうです。
うまく説明できないけで、とても楽しいです!
(田中 孝 さん)

普段、計画を他の人と一緒に考える事がないので、意見をもらいながら客観的に計画を考えられたら良いなと思って来てみました。
カラオケルームだったので、リラックスして話ができました。
歌にすることで、感情であったり、その人が大切にしていることが感じられて良かったです。
足跡消して、飛び立とうと思います!
会議室で・・・みたいに固くなくて、皆と話ができるから楽しいよ!
(ニックネーム:YAMASHITAさん)

行動計画を気楽につくれたら、と思っていました。
実際に参加してみて、歌をうたう事でとても感情が揺れるので、
自分の中にある感覚を出しやすかったです。
今日気づいた事は、すぐに現実でやり事に結びつけて行動ができます。
全く新しい、カラオケに抵抗がある人でも楽しめてしまうカラオケです!
(ニックネーム:ミナトさん)


★行動のヒント

・大事な人ほどそばにいる
・時を信じて喜びも悲しみも受け止める
・たたきのめされても夢をねむらせるな!
・これから歩いて行く姿


最後までお読み頂きありがとうございました。

宮木俊明





2015年12月28日月曜日

第6回「ランニング読書会」@半蔵門 開催レポート

20151220() 14時より
暖冬とは言え、すっかり冬らしい寒さの中、
4名の参加者にお集まり頂き、
約2ヶ月ぶりに「ランニング読書会」を開催した。

6回目の今回、これまでと同様に
半蔵門のランニングステーション「Joglis」様のご好意により、
店舗内のミーティングスペースをお借りして開催をした。

このイベントは、
ランニングの楽しさを再発見して頂く事を目的に
「読書会+ランニング実践」
本とランニングを通じた新しい発見を楽しむワークショップ。

本を通じた新しい知識や気付きとの出会い、
自然と交流が深まる新しい仲間出会い、
行動に向けて踏み出した新しい自分との出会い、
これらの日常にはない刺激によって、
参加者の皆さんに
自然とランニングに対して前向きになって頂きます。


読書会パートでは、
本を参加者同士でグルグルと交換しながらその本に対する質問を作り、
回答を探し、それを共有することで
持ち寄った様々な本から重要なポイントを効果的に理解する方法で読み進めた。

「ランニングに対する幅広い周辺知識が得られた」
「心に響く言葉が貰えた」等など、
嬉しい声を多く頂くことができた。


続いてのランニングパートでは、Joglisから外に出て、
読書会で学んだストレッチ方法等を早速試しつつ、
重心を意識したフォーム作りにつながるエクササイズなどを少し入れた後、
皇居を周回するコースで、ランニングを開始。

スロージョギング、ちょうど早歩きくらいの7-8/km程度のペースで、
会話を楽しみながら、フォームのポイントなどをチェックしつつ
参加者全員、皇居を2周してランニングパートを終了。


前回と同様、読書会で使用した本や、
参加者に寄贈して頂いた本は、
Joglis様のご行為で、店内の本棚に置かせて頂いている。

Joglisをご利用頂くといつでも手にとって読んで頂けるし、
もちろん、次回以降の読書会で活用していく予定だ。

ご参加頂いた素晴らしい皆様と、
会場等のご協力を頂いたJoglis様に深く感謝したい。


☆☆ 主なアンケート結果 ☆☆

ランニングに対して前向きに取り組める事を期待し参加した。
実際に参加してみて、他の参加者の方々が各々努力している事が解り、励みになった。
コツコツと努力することの大切さに改めて気付き、今後の取組に生かして行きたい。
ランニングの初心者でもEnjoyできるイベント!
(中村 聡伸 さん)

ランニングの爽快感を味わいたくて参加。
実際にスッキリした!
歩き方や体力強化について新しい知識が得られたので、普段から気をつけて生活したい。
ランニングに興味ある人は是非一緒に!!
(上田 英和 さん)

モチベーションの向上に繋がればと思って来ました。
楽しかったです。
今後、骨の動きや股関節に注目して行きたい。
一風変わったランニング(読書)会があるよ!
(T.T. さん)

傷めたひざの完治具合が知りたくて、
読書会はどんなことをするのかよくわからずに来ました。
自分一人でランニングをしてしまうと、ただ「走れている」ということだけで終わっていましたが、
イベントを通じて色々と教えて頂き、一緒に引率してもらえるように走ることで、走る意味も変わった気がします。
ランニングフォームの大切さが良く解りました。
ただ走るだけでなく、インプットとアウトプットを両方兼ね備えたイベントですよ!
B.E. さん)



★行動のヒント

・昨今の日本のマラソンブームについて
 -もはや文化と呼べるレベル
 -日本人は元々、長距離走に向いている!

・目標達成
 大きい目標は細分化して必ず達成できるレベル「Baby Step」に
 -計画、プロセスには予想外の出来事が必ず有ると理解
 -休息も練習のうち

・筋トレやストレッチのやり過ぎに注意
 脱力、リラックスでスムーズな動きを手に入れる


最後までお読み頂きありがとうございました!


宮木俊明







2015年12月26日土曜日

書評:ウクライナ日記

海外諸国が抱える諸問題を考えるたびに、
「日本に生まれてよかった」
と思えると同時に、
「何かできることはないだろうか?」
と考えてしまう。

ただ、ここでいう「できること」は
自身の生活に大きな影響の出ない範囲で・・
という所に留まっている。
当然、それほど多くの事は出来ず、
大したことも思いつかずで、
情報を入れても消化不良になりがちだ。

それでも尚、こういった情報に触れ、
消化不良を起こす事で自身の認識に変化を及ぼすことに、
世界観や価値観が少しづつでも変わっていくことに、
多少なりとも意味が見いだせるのかも知れない。

「興味を持つこと」から始まる事は
思っている以上に多いと思う。




アンドレイ・クルコフ(著) 集英社
『ウクライナ日記-国民的作家が綴った祖国激動の155日』
は、「革命」という激動の様々な側面に在る肌感覚が
淡々とした筆致で語られている。

私は本業の業務の中でウクライナの企業や人々と接する事があり、
本書の主な舞台でもあるウクライナの首都キエフにも何度も訪れている。

それらを通じて見聞きした風景に、
本書の描写が重なった時、
ウクライナの空が少し近くに感じられ、
心が苦しくなった。

私が特に注目したのは以下の様な点だ。

・非暴力
同国の歴史の中には
2004年に行われた大統領選挙への抗議として展開された
「オレンジ革命」がある。
これが平和的に進んだのに対して
本書で描かれる「マイダン革命」は暴力的な部分が大きい。

・腐敗
本来の主義主張ではなく、
大きな流れに加担することで利益を最大化しようとする
「火事場泥棒」の様な輩が想定を越える割合で存在している可能性が
本書に詳しい。
現政権が倒れた場合に、
現政権下で抑圧されていた「という事にしておく」事で
自身の罪や借金をもみ消そうとしたり、
あわよくば、現政権の既得権益者と目される者の私有財産を
不法に占拠するような行為がまかり通ってしまっている。

・権力の横暴
ウクライナに限らず混乱している国に特徴的なのが
公務員の不正の横行と、情報や言論の統制なのかも知れない。
現場レベルの警察官が不当に利益(リベート、ワイロ)を得ていたり、
政権が情報を遮断したりという事。
本書ではロシアの現状にも多少触れられているが
この辺りの視点が興味深かった。


ウクライナが語られるとき、
否応なしに、ロシア目線、ないしは欧州目線といった簡略化が図られるが、
実のところ、ウクライナの問題は本書で知れる範囲だけでも相当に複雑で
東西で分ければ済む様な問題では無いことが解る。

尚、余談となるが
ネット・ウヨクなる言葉が本邦には存在していて
このネット・ウヨクが本邦における現政権の支持基盤だ、
などと揶揄されることも有るそうだが、
少なくともネットを統制するどころか
利用、推進しているという点に置いて、
平和で「進んだ」国なのかも知れない。


☆行動のヒント
・知ることから使命感が生まれる
・社会的な事象からパターン認識を強化する
・答えがでなくとも「何ができるか」を考える意味を考える・・・

最後までお読みい頂きありがとうございました。

宮木俊明


2015年12月18日金曜日

第11回「目標に向かって行動を起こす読書会〜起業の本質〜」@青山

2015年12月17日(木)19時より
青山一丁目駅付近の会議室にて開催。

今回は、読書会初参加の方お二人を含め、
合計6名での開催となった。

「質問」の力を使った効果的な読書法で
起業に関連した複数の本のエッセンスを効果的に吸収し
行動へのヒントを短時間で掴んで頂けるように計画をした。


冒頭で「飛行機の日」にちなんだお話を少しさせて頂いた後、
自己紹介や流れの説明を簡単に行った後、
早速、「読まない読書会」がスタート。

「パラ見しただけなのに本質がつかめる」
「その場でフォードバックが貰えるのが面白いしためにもなった」
等々、とても嬉しい声を聴くことができた。

お互いの気づきを共有しつつ、
最後に「次にやること=ベイビーステップ」を決めて発表して頂き、
無事に楽しく読書会を終えることができたと思う。


「起業」に関しては環境も経験もそれぞれ全く異なる皆様にご参加を頂き、
多様な視点から新しい気付きを多く貰え、
当方にとっても充実した時間となった。

お忙しい中、ご参加頂いた皆様に
厚く御礼申し上げたい。


☆☆ 主なアンケート結果 ☆☆

読書会が初めてだったので、どの様な楽しみがあるか知りたいと思って参加しました。
1つの本をじっくりと読み込むのではなく、事前に読んでくるのでもなく、それなのに、未読の本を2分しか読まないで、発表ができてしまうという、驚きの読書会でした。
目的意識の大切さに改めて気付き、意識し続けるために紙に書いて貼ろう!と思いました。
読書会というと、本を「読む」ものだと思うけど、もっと気軽な読書会(?)です!
(N.K. さん)

初心に戻って色々な刺激を受けたくて参加。
効率的に色々な気付きを得られた。
日々の行動、及び人が何を考えているか、
また理解が深まった気がする。
起業を目指している知人にも勧めたい。
(E.Y. さん)

起業についての思いを分かち合えて良かった。
また、「さしすせそ」「YWT」など、
新たな方法も知ることができたし、
自分の価値の表現方法を考えるきっかけになった。
本を読まなくても良い読書会!
(田中 治 さん)

「起業」について他の方々がどの様な考えを知りたいと思っていました。
自由、ゼロベース、アウトプット等、心に響く言葉を得られた。
起業について前向き?に考えられるようになりました。
ちょっとオシャレな青山で楽しい読書会!
(中村 英正 さん)

起業、特に人を巻き込む方法を知りたいと思い参加しました。
付箋から色々な意見・気付きを繋げていくのが面白かったです。
「情熱的に語る」ための「圧倒的なインプット」を意識して行きたいです。
青山の素敵な会議室で楽しくディスカッションをしながら行う読書会でした。

(I.H. さん)


★行動のヒント

・起業とは、情熱を燃料にした自由への道
・人を巻き込む為にも「見える化」
・「圧倒的なインプット」に基づく工夫次第でリスクも大きく減らせる


最後までお読み頂きありがとうございました。

宮木俊明






2015年12月17日木曜日

枠にとらわれない人の時代

枠、つまり既成概念に捕らわれず、
如何に自由に発想し「行動」ができるか?

そのような行動ができる人、
既存の組織間の壁を乗り越える様な働きができる人が
あらゆる場面で求められている様子、
または、既に活躍している様子を、
目にする機会がとても多いと感じている。


では、「枠にとらわれない人」がやっている事とは?

具体的には
「既存の言葉の定義を拡大すること」
なのではないかと思っている。

少々とりとめがない感もあるが、
ここでは、3つの観点からお話をしてみたい。


①共通点探しゲーム

先日、有るワークショップに参加した時の事。

参加者が二人一組になって、
制限時間内に出来るだけ沢山の共通点を探すゲームをした。

相方さんが質問をする係で、
私が答える係になった。

質問を何回か受け取る中で、
質問自体が枠になっている事に気がついた。

例えば、
「ご出身の都道府県はどこですか?」
「卒業した学校は理系ですか文系ですか?」
「年齢は何十代ですか?」
といった質問を頂いた。

そして、そのいずれも、相方さんと私では共通点が無かった。

そこで、既存の枠を飛び越えて、
こんな風に設定を変えてみた。

「ご出身の都道府県はどこですか?」
 ⇒都道府県レベルでは異なっていても、日本で生まれたという所が共通点ですね

「卒業した学校は理系ですか文系ですか?」
 ⇒お互い大学を卒業しているという所が共通点ですね

「年齢は何十代ですか?」
 ⇒お互い成人である所が共通点ですね

このゲームで気がついたのは
抽象度を少し上げるだけで
沢山の共通点が見つかる、
つまり、多くの人を巻き込みことが容易になるのではないか?
という事だ。


②組織に必要なもの

「組織間の壁」あるいは、
組織内の「部門間の壁」など、
多くの場合に個人よりも多くの「枠」を作りながら活動しているのが組織だ。

上意下達のピラミッド組織では立ち行かなくなってきている事で、
リーダーシップやマネジメント手法も変化が求められている事は、
多くの場面で指摘されてるが、
この様な流れをどう捉えるべきか。

1つの切り口は「定義の拡大」にあると思っている。
個人も、部署も、組織としても、
表面的な違いや利害関係を意識しすぎず、
「お隣の事」を「自分事」として考えられるかどうか。

組織は、少なくとも「地域」や「業界全体」で、
更に大きな視点の中で、
「それらに如何に貢献するか」
という観点が得られるかどうが
大きな違いを生んでいる。

自身の属する「組織」をどこからどこまでと定義するか?
それによって意識も行動範囲も発想すらも大きく変わってくる。


③政治力

枠にとらわれず、枠を乗り越え、
その中でも自分の信念に基づいて行動をする・・・

「政治力」というとネガティブなイメージが付きまとうが、
実は、複数のステークホルダーに配慮しつつ
その中に自身の政治哲学を練り込みながら合意形成をする、
こんな凄いことを職業にしているのが「政治家」と呼ばれる方々なのだと思っている。

最近、複数の、
特に民間出身の議員の方に直接お話しを伺い、
触れ合う機会を得た中で、
実は妙に感心した所でもある。

その中で、現実問題
「合意形成」が「妥協の産物」になってしまうことも多いのは、
政治家としての力量ももちろん有るかもしれないが、
司法や行政というある種の「最強の枠」が
立ちはだかってくるからなのだろうと想像している。

政治の世界にビジネスの感覚を持ち込もう、
世襲議員ではなく、若手のビジネス経験者を政治家に、
そんな風潮があって、これは歓迎すべき所。

だがその逆に、ビジネスの世界での「政治力」の必要性が
これまで以上に、より一般的な話として、
高まってきている流れも感じている。

「政治力」という言葉の定義や適用場面も
今後ますます(叶うなら良い方向に)拡大していくのだろう。


枠を乗り越えるためのツールは、
インターネット等を筆頭に充実しつつ有り、
後は意識の問題なのだと感じている。

起業によるビジネス、
政府による政治、
NPO等による非営利活動、
こういった既成概念にとらわれず行動できる人が増える事によって
徐々に「枠」が取り払われ、
よりおもしろい社会が実現して行くと思うと
とてもワクワクしてくる。


★行動のヒント
・視点を広げ大きく考える
・でも、最初の一方は小さく始める

最後までお読み頂きありがとうございました。

宮木俊明


2015年12月8日火曜日

書評:本の逆襲

紙の本が好きだし、
ネットではなく街の本屋さんが好きだ。

そんな私にとって、
電子書籍の台頭や、
インターネット通販による書籍の流通は
とても気掛かりだ。

便利なものは使いたいけど、
好きなものにもなくなって欲しくない。

主催する読書会では紙の本を使うし、
時々インターネットでも買い物をするけど、
本屋さんをうろついて、
ピンときた本を手に取り、
気に入った本を買って持ち帰る、
そんな行為がとても好き。

そんな我儘な私に友人が勧めてくれた本がある。




内沼晋太郎(著) 朝日出版社
『本の逆襲』は、本の未来は明るい、と断言する。

出版業界は斜陽産業だが、それは「本」の未来とイコールではないというのだ。
実際に本書の中では、既存の「本」という枠組みを取り外した様な、
様々な取組・仕掛けが紹介されていて、
「ワクワクと活動的な本」の姿を感じ取ることが出来る。

例えば、本書の中では以下の様な切り口が書かれている。

1 本の定義を拡張して考える
2 読者の都合を優先して考える
3 本をハードウェアとソフトウェアとに分けて考える
4 本の最適なインターフェイスについて考える
5 本の単位について考える
6 本とインターネットとの接続について考える
7 本の国境について考える
8 プロダクトとしての本とデータとしての本とを分けて考える
9 本のある空間について考える
10 本の公共性について考える

細かくは本書に詳しいので割愛するが、
感じたことは、これらは
「あらゆる産業で考えなければならない視点」
であるという事。

出版業界の再販制度や委託制度といった特殊性は
本書でも触れられているが、
「いやいや、ウチの業界は特殊だから・・・」
といった言い訳はそこそこの年月を経た業界であるならば
必ず聴くことができる愚痴の一つだ。

つまり本書で紹介されている具体例は、
決して「本」に関わる人、本に関心がある人だけでなく、
新規事業やイノベーションの必要性を感じている
多くの(つまり殆どの)ビジネスパーソンに
参考にしてもらえるのではないかと感じた。

本書では「本はインターネットに溶けていく」といった表現がされているが、
これは全てが電子化されていく事を意味している訳ではなく、
Iot(モノのインターネット)というキーワードで抽象化されている様な
ネットとリアルのよりシームレスな連携が、
本に置いても着実に進行している中で、
読書会等の活動を通じた「新しい本の使い方・本との関わり方」について
これからも考えてみたいと思った。

★行動のヒント
・定義を拡大する事
・ユーザーの都合で考える事
・インターネットとの融合を考える事

最後までお読みい頂きありがとうございました。

宮木俊明

2015年12月4日金曜日

第10回「目標に向かって行動を起こす読書会」@那覇

2015年12月1日(火)20時00分より
那覇の「那覇市ぶんかテンブス館 」にて開催。

これまで東京で実施してきた読書会ですが、
先日の岡山に続いて2回目の遠征、
沖縄県での初開催となった。


今回は、読書会初参加の方お二人を含め、
合計4名での開催となった。

「平日夜の2時間で 目標への第一歩を踏み出しましょう」との副題を掲げ、
目標設定や生き方にに関連した本を参加者に自由に持ち込んで頂くことで
複数の本のエッセンスを効果的に吸収し
行動へのヒントを短時間で掴んで頂けるように計画をした。


自己紹介や流れの説明を簡単に行った後、
早速、幾つかの方法で「読まない読書会」がスタート。

本と質問を様々に組み合わせて、
短時間で本を読み解いて行くことで、
「他の人の質問がとても参考になる」
「それぞれの気付きを分かちあう事でともて有意義な時間が持てた」
等々、とても嬉しい声を聴くことができた。

お互いの気づきを共有しつつ、
最後には24時間以内に必ず出来る行動目標
「ベイビーステップ」を決めて頂き、
無事に楽しく読書会を終えることができたと思う。


自身が参加しながら進める場合と、
ファシリテーションに徹する場合とで
それぞれ違う趣が感じられるが
今回は改めて「読書会に参加する楽しさ」を味わえた気がして、
当方にとっても、「沖縄での開催」という非日常感以上の
とても深い意義があった気がした。


また、ご参加頂いた皆様、
とりわけ、皆様をお誘い頂いたJunchanさんに
厚く御礼申し上げたい。

是非またこの沖縄の地で
楽しい読書会を開催出来るよう、
日々の精進を心がけたい。


☆☆ 主なアンケート結果 ☆☆

「目標に向かって行動を起こす」というタイトルに惹かれ、
そのヒントを得たいと思い参加しました。
読書会というものに初めての参加でしたが、
参加y差の方の視点(質問)に私の気づかなかった所が沢山あり、
色々な捉え方、考え方が有ることに気付きとても面白いと思いました。
普段、社外の方とのやり取りも多いので、そういった方々とのコミュニケーションの取り方や、
本を読む時の意識が良い方に変わりそうです。
本を殆ど読んでいないのに読んだ気になれる!
沢山の人と一度にコミュニケーションがとれる!
会話を通して相手を知ることができる!
そんな楽しい会でした!
(M. I. さん)

積読になっていた本から学びを得たいと思って参加しました。
(特に、他の人から進められた本を読めていないのはプレッシャーなので・・)
「読んだ!」という達成感は、もしかしたら精読の時とは違うかもしれないけど、
本を課題にし、他の人とシェアする楽しみは、
精読してからほかの人に話す時の内容よりも良い物になったのかも知れません。
質問を通じて、他の人の視点からも読めたので面白かったです。
読んだのがビジネス書だった事もあり、読み取った本の内容をすぐに生かせそうです。
最終的に読書した内容を活かせて、プレゼンのトレーニングにもなって、
コミュニケーションスキルも上がる、
不思議な読書会!!
(新城 晋一郎 さん)


本の内容を参加者の皆さんとシェアしたくて参加。
4人での読書会で、4冊読んだ様な気持ちになりました。
コニケーションの大切さを確認し合えたので、
相手の話をよく聞くことから始めます。
この読書会は楽しく本が読めます。
一度に何冊も読めます。
耳から読書ができます!
(ニックネーム:Junchan さん)


★行動のヒント

・理解するには「適切な質問」が大切
・信頼するには「コミュニケーション」が大切
・経済ですら、お金を使った「コミュニケーション」である。


最後までお読み頂きありがとうございました。

宮木俊明






2015年11月26日木曜日

起業して成功するのに必要なもの

スキル(技能)?
マインド(志)?
センス(感性)?

起業して成功するには一体何が最も必要なのだろうか。


ホリエモンこと堀江隆文氏は、
「起業で成功するのは行動力のあるバカか天才のどちらか」
と言い、更に
「殆どの人は天才では無いから、バカになるしかない」
と発言されている。
http://netgeek.biz/archives/57829

ここで言う「バカ」は、
後先考えず、リスクを取って(あるいはリスクを無視して)、
「これだ」と思ったら一気に行動を始められる人の事を指している様子。


では、いかに「バカ」になるか?

①バカはスキル?
バカは「スキル」では無いだろう。
スキル(skill) とは通常、教養や訓練等、
各種の「経験」通して獲得した能力のことを指すが、
これらを「合理的に駆使する」ことと、
思いつきで行動を「してしまう」という衝動的な何かでは、
やはり質の違いを感じる。

むしろ一般にはスキルのない人をバカと呼ぶ事が多いかも知れない。


②バカはマインド?
では、バカは「マインド」だろうか?
マインド(mind)は幅広い意味を持っているが、
ここでは「志」の事を指す事にする。

高いマインドを持っているバカもいるだろうが、
一方で、マインドの低いバカも間違いなくいる。
バカか否かとマインドの有無は、
それほど関連しないと感じられる。


③バカはセンス?
もう言いたいことはお分かりかと思うが
バカはセンスだと思う。
そして、センスは後天的に身に付ける事は難しいと言われている。


ちょうど先日、
「ストーリーとしての戦略思考」で有名な
経営学者の楠木建氏のお話を伺う事が出来たのだが、
経営者として、戦略ストーリーを作るのに最も必要なのは
「センス」だと言う。

そして「センスの有無」とは、
例えるなら「モテる」かどうか?
といった事によく似ているそうだ。

何をしてもモテる人はモテる。
モテない人は、頑張ればそこそこモテる様にはなるにしろ、
元々モテる人ほどにはやはりモテない。

※余談だが、人生の中に「モテ期」があるとすると
「ハイ・センスな時期」も有るのかもしれない。


こうなってくると、「起業」で成功する事は、
限られた人だけの特権なのだろうか?

今一度、堀江氏の言葉を振り返ってみると、
「起業で成功するのは行動力のあるバカ」
と有る。

キーワードは「バカ」ともう一つ、
「行動力」がある。


先述した通りいきなり「バカ」になるのは決して容易では無さそうだが、
一方で「行動力」は身につけられるのではないか?

少なくとも、新しい行動をひとつひとつ積み上げていくことで、
少しづつバカに近づいて行けるのではないか?


私自身、ブログのタイトルに「All You Need Is Action」等と付けているくらい、
とにかく何らかの行動を起こすことに注力をしている。

そして、自身の主催する「目標に向かって行動を起こす読書会」を通じて
一緒に新しい行動を起こせる仲間との出会いにも刺激を受けている。
※行動に繋がる読書会を経験してみたい方は是非ご参加頂きたい。


最後にもう一つ。
バカになりたい方には、
本を使ったバカになる方法が書かれている
神田昌典氏の「バカになるほど本を読め」が参考になるかも知れない。


★行動のヒント
・バカになって行動を起こす事が必要な時代
・バカはセンスである
・バカになるよりは行動を起こす事の方が簡単

最後までお読み頂きありがとうございました。

宮木俊明




2015年11月20日金曜日

『四次元読書会』第9回「目標に向かって行動を起こす読書会〜4次元スペシャル版〜」@青山 開催レポート

2015年11月17日(火)19時より。

4名の参加者で開催。

平日夜にも関わらず、時間通りに、
少人数ながら前向きかつ個性的な皆様にお集まり頂く事ができた。

この読書会は、参加者同士で協力しながら
持ち寄った本の内容を短時間で読み解き、
加えて、それぞれの経験を共有することで
楽しく、深く学べる「参加型・共創学習」の手法を採っている。


第9回となる今回は第5回と同様に「四次元スペシャル」と題して、
以下の4冊を課題本として「人を4種に分類するメソッド」4
種について
それぞれの相違点・類似点を比較しつつ、
参加者同士のタイプをお互いに理解し合う過程を通じて
短時間で自分も含めた「人」を理解することを目指して計画した。

・『ユダヤ人大富豪の教えⅢ』 本田健(著)
・『才能は開ける』 ロジャー・ハミルトン(著)
・『らせんの法則で人生を成功に導く春夏秋冬理論』 來夢(著)
・『図解 コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく』 伊藤守(著)
参加者の皆様に、事前にそれぞれのメソッドに対応した
4種類の無料テストを受けて頂き、
当日その結果を共有して頂いた事で、
それぞれのタイプの特徴を実体験として捉えるキッカケにもなり、
手前味噌ながら、
理解が早まり、学びが深まったと感じている。


「他の人の意見がとても有益であると感じた」
「普段とは全く異なる読み方で、とても有意義な時間を過ごせた」
等々、実際に参加者の皆様からの嬉しいお声も頂戴できた。
最後に各自で
「24時間以内に絶対に実行可能な小さな一歩=ベイビーステップ」
を定めて頂き、無事に楽しく読書会を終えることができたと思う。

今回も内容が濃い分、時間がかかってしまった為、
次回は休日などの開催も計画したい。


大変貴重な時間を共有することができ、
ご参加頂いた皆様に厚く御礼申し上げたい。


☆☆ 主なアンケート結果 ☆☆

現在の自分の状況を客観的に見る良い機会だと思い参加しました。
本というツールを通じて、同じ本であっても参加者によって読み取る意味が違いう事を感じ、
そのことから、本が人々に与える影響は個人によって異なる事を感じました。
今日の体験から、かなり大きなチカラを得たような気がします。
早速、動こうと思います!
この読書会は肩肘張らない最高のディスカッション!
「読書」が魔法のような時間を作ってくれますよ!!
(黒羽 雄二 さん)

複数人数で読書することのパワーを体験するため、
「行動」につながる要素(ヒント)を知るため、
そして、知らない人と出会うきっかけとして参加しました。
実際に参加してみて、何も読まずに読書会に取組ことで発想の広がりや自由度が高まることや、他の人の質問が本を読む上でものすごく面白いヒントになることがわかりました。
チームで仕事をする際のヒントが得られたし、今日の学びをパートナーと取り組む事で面白くなりそうです。
「異次元の読書会」が体験できますよ!(ニックネーム:マルさん)

知らない人と交流を持ち、また本の読み方を変えたいと思って参加。
楽しかった!
普段使わない脳を使った。
考えてすぐ話す、「読んでない本」のポイントを短時間でつかむなど、普段の生活ではできないことができた。
本の読み方が変わった。
読書会に参加するとほんの読み方が変わるだけでなく、とても理解が深まる。
(Cさん)


読書会のすすめ方、盛り上げ方を学びたいと思い参加しました。
マトリックス図を貼りだしていたのがとてもわかりやすくて良かった。

次の読書会、頑張ります。
コーチングにも使える、色々な手法が学べました!
(ニックネーム:カズさん)



★行動のヒント
・「好きか嫌いか」の2軸を越える為のマトリックスがある。
・共感や気づきの為のマトリックスがある。
・流れやタイミングを読む為のマトリックスがある。
・無限の個性に心を寄せる為のマトリックスがある。


最後までお読み頂きありがとうございました。


宮木俊明





2015年11月13日金曜日

第8回「目標に向かって行動を起こす読書会」@岡山 開催レポート

2015年11月7日(土)10時30分より
岡山の「勉強カフェ」にて開催。

これまで東京で実施してきた読書会ですが、
初の遠征、岡山県での初開催となった。


今回は、読書会初参加の女性お二人と、
当方を含めて合計3名での開催となった。
第8回となる今回、
前回と同様「アナタの生きるチカラの源は何ですか?」との副題を掲げ、
目標設定や生き方にに関連した本を参加者に自由に持ち込んで頂くことで
複数の本のエッセンスを効果的に吸収し
行動へのヒントを掴んで頂けるように計画をした。


自己紹介や流れの説明を簡単に行った後、
早速、幾つかの方法で「読まない読書会」がスタート。

本と質問を様々に組み合わせて、
短時間で本を読み解いて行くことで、
「どの本にも共通するものがあってそれが何となく見えてきた」
「本の選び方の参考になった」
等の声を聴くことができた。

お互いの気づきを共有しつつ、
最後には24時間以内に必ず出来る行動目標
「ベイビーステップ」を決めて頂き、
無事に楽しく読書会を終えることができたと思う。


少人数の開催となった為、
お一人づつのご意見やご経験をしっかりお聞きすることができ、
当方にとっても学びの多い内容となった。

また、ご参加頂いた皆様、
楽しんで頂けたようで、是非またこの岡山の地で
読書会等のイベントを開催をしたいと思っている。
ご参加頂いた皆様に厚く御礼申し上げたい。


☆☆ 主なアンケート結果 ☆☆

知人の紹介で参加しました。
読書会は初参加でしたが、楽しかったです。
特に「本を全部読まない」というところが!
これからは本を選ぶ時の基準(視点)が変わると思ったし、
読み方等、仕事でも活用出来そうです。
「読書会の良さは参加したら分かるので、1回行ってみない?」
と知人にも勧めてみたいです。
(H. Y. さん)

「読書会ってどんなことをするのかな?」と興味があったので参加しました。
他の人の意見から、自分一人では感じないような、本からの学びが有りました。
今日得た気付きをさっそく生かして『自分なりのルール』を決めてみたいと思いました。
同じ本を読んでも、人によって感じ方が違うので、
読書会で人の意見を聞いて参考にするのはとても良いです!
(M. M. さん)




★行動のヒント

・人から信頼をされる様な言動を選択することを大切に
・信頼を得るためにも自分の個性や感じ方を大切に
・信頼のガイドラインである礼儀や古い価値観も大切に

最後までお読み頂きありがとうございました。

宮木俊明





2015年11月12日木曜日

体験に基づく「英語が話せるようなる方法」

【僭越ながら、実は私、英語が少し話せます(笑)】

※学生時代、英語は赤点ギリギリで単位取得、
 以降、社会に出てから10年ほど、
 英語は全く使っていませんでしたが、
 急に話せるようになりました。


①大事なのは精神論
こう言ってしまうと色々誤解が有るのですが、
必要に迫られた時に、
「伝わるまで頑張れる」かどうかが
まずは重要で、
経験上、TOEICの点数を上げなくても
「恥」を捨てるだけで英語は話せる様になると思っている。

もちろん、そんな精神論よりも、
(例えば)単語は沢山知っていた方が良いに決まってるし、
文法を理解して使いこなせるのは間違いなく素晴らしい事だとも思う。

でも、これらの習得には、
目安はあっても「キリ」はない。

そして、どんなに沢山の単語を知っていても、
「話せる」かどうかとは余り関係が無い気がしている。

なぜなら、「英語が話せない」のは、
実は単語や文法の問題ではなく、
「苦手意識」や
「正しい文法・発音でないと恥ずかしい」という思い込みの影響が
強くでてしまうからだろう。

これらの障壁を「メンタルブロック」と呼ぶのも良いかも知れない。


②英語力??
単語を沢山暗記できていても「話せない」人もいる一方、
私がそうである様に、
それらの基礎力が欠けていたとしても、
必要な時には「伝わるまでめちゃくちゃでも頑張る」事で、
話せる人もいる。

もちろん私、英語力が全然高くないので、
そばに英語が堪能な方がいると、
その方に頼ることも沢山ある。
すごく助けられるし、
本当にありがたい。
頭が下がる。

それでも尚、
「自分で伝えたい」
と思う事がある。

そしてそんな時に、
自分で頑張れるか諦めてしまうかの差は、
「メンタルブロックがぶっ壊れているかどうか」だけだと思っている。

一般に、語学の習得には留学が効果的だと言われているが、
これは英語力が一気に上がるだけではなく(場合によっては変化しなくとも)、
メンタルブロックが「自然に外れる」事による効果が大きいのだろうと想像している。


③英語を話せるようになる最短距離
この「メンタルブロックをぶっ壊す」為の
ある種のブレイクスルーを体験できるかどうかは、
実は英語学習にかけた時間やお金とは関係ないと思っている。

恥ずかしいと思わない事。

「恥知らず」になることを、
英語学習の第一歩にして、
単語や文法を憶えるのは(キリがないので)その後でも良いかも知れない。

ではどうしたら恥知らずになれるのか?

性格的な要素も大きいと思うが、
「恥ずかしいと思わずに済む環境」を選ぶことが大切だと思っている。

例えば、英会話スクールはその存在意義からして、
話している時に発音や単語・文法に間違いが有れば訂正してくれるだろう。
それはそれで真摯な英語学習者には有り難い指摘かもしれないが、
人によっては「正しく有らねばならない」というメンタルブロックを
せっせと増強してしまう様な結果になりかねない。

私の場合は、仕事の関係で
「ノン・ネイティブの外国人と英語で話す」
という環境が、恥知らずへの一歩だった。

お互いノン・ネイティブだった事で、
お互いに理解し合う努力を自然にできたし、
私が上手く話せなかったり相手の言っていることが上手く理解出来なくても
時間をかけて理解しあう努力が自然にできた。

「仕事の話」という共通の話題もあり、
解消しなければならない問題も有ったため、
お互いに一生懸命になれる環境だった。

そして一番大きいのは、
何とかして「伝えないと」というある種のプレッシャーが
「恥ずかしい」という感覚の出番を無くす効果につながった気もしている。


「そんな恵まれた環境なんてなかなか無いよね」
と思われたかも知れない。
確かにその通り。

私の限られた知見の中ではあるが、
この恵まれた環境に比較的近い感覚になれた英語イベントに参加したことがあるので、
ご興味が有る方は以下をご参照頂きたい。
http://multilingualclub.jp/


最後にもう一つ、「恥ずかしいと思わない環境の構築」にはお酒の力も結構使えるので、
お好きな人には、「飲グリッシュ」での「飲ニケーション」を
併せて、強くお勧めしたい(苦笑)


★行動のヒント
・精神論を見くびらない
・環境は自分で選ぶ

最後までお読みい頂きありがとうございました。

宮木俊明

2015年11月1日日曜日

第5回「ランニング読書会〜栄養学スペシャル〜」@半蔵門 開催レポート

2015年10月25日(日) 14時より
冬の始まりを感じる肌寒さを感じつつも
6名の参加者にお集まり頂き、
「ランニング読書会」を開催した。

5回目の今回も前回と同様に
半蔵門のランニングステーション「Joglis」様のご好意により、
店舗内のミーティングスペースをお借りして開催をした。

このイベントは、
「読書と実践」を通じて
ランニングの”楽しさ”を再発見して頂く事を目的にしている。

Read For Action形式の読書会」を実施し
得られた気付きや学びを重層化しつつ、
更に、直後の「皇居ランニング」によって即行動に移すことで、
楽しみながら学びを実践。


読書会パートでは、
本を参加者同士でグルグルと交換しながらその本に対する質問を作り、
回答を探し、それを共有することで
持ち寄った様々な本から重要なポイントを効果的に理解する方法で読み進めた。

「ダイエットに効果的なランニング方法とは?」
「ランニングを上手く継続する秘訣とは?」
等など、ランニングに関する質問の答えを本の中に探しに行く。

更に今回は栄養学の本も織り交ぜつつ、
日常生活やレース前後に効果的な栄養の摂取方法を学び、
読書会パートを終了した。


続いてのランニングパートでは、Joglisから外に出て、
皇居を周回するコースで、ランニングを開始した。

前日から比較して一気に気温が下がった事もあり、
肌寒く感じる程では有ったが、走り始めたらちょうど良い位で、
しっかりランニングを楽しめた気がした。

スロージョギング、ちょうど早歩きくらいの7-8分/km程度のペースで、
会話を楽しみながら、体幹を意識したフォームのポイントなどをチェックしつつ
また、ベテラン参加者からの有意義なアドバイスも頂きつつ
参加者全員、皇居を一周してランニングパートを終了。


「ランニング、栄養学、モチベーション等、それぞれが得意分野を持ち込んでいて
とても貴重な場になっている」等々、
とても有り難く、嬉しい言葉も頂く事ができ、
主催者冥利に尽きる。

前回と同様、読書会で使用した本や、
参加者に寄贈して頂いた本は、
Joglis様のご行為で、店内の本棚に置かせて頂いている。

Joglisをご利用頂くといつでも手にとって読んで頂けるし、
もちろん、次回以降の読書会で活用していく予定だ。

ご参加頂いた素晴らしい皆様と、
会場等のご協力を頂いたJoglis様に深く感謝したい。


☆☆ 主なアンケート結果 ☆☆

友人から誘われて参加してみました。
自分が疑問に思っていることだけでなく、他の参加者の疑問やその答えを探していく所が面白かった。
栄養面については考えた方が良いのは解っていたものの中々手が出せずにいたので、とても参考になった。
このイベントは、単に走って終わるのではなく、それに付随する情報や知識が得られて為になりますよ。
(渡辺 英之 さん)

走りを習慣化したいため参加。
読書会なのに、実際に身体を動かすのが良い。
これからはなるべく朝の時間帯に走るチャレンジをしたくなった。
体をうごかす読書会を是非体験してみてください!
(中村 英正 さん)

ランニングについて、フォームや気持ちの持ち方を知りたかったのと、読書会がどういうものか体験してみたいと思い参加しました。
実際に参加してみて、フォームやモチベーションの保ち方等で、新しい気づきがありました。玄関にウェアを用意しておく等、今後のランニングで実際に使って行きたいです。
初心者でも、気付きを得てから実践できる(走りに行ける!)ので納得感があります!
(松橋 央幸 さん)

ランニングも読書も趣味なので魅力的でした。
本を通じてランニングを語る面白さがなかなかの発見!
今後も今日の気付きを生かしていけそうです。
お話好きの人は是非♡
(K. M. さん)



★行動のヒント

・レース中の栄養学
 − 炭水化物と脂質ではエネルギーへの変換方法が異なる
 − 活性酸素とビタミンの関係


・日常生活の栄養学
 − カルニチン(脂肪代謝に関わる)が最も多い肉は羊の肉(マトン)

・ランニングは人生
 − 始まりがあり、終わりがあり、その間にストーリーがある


最後までお読み頂きありがとうございました!

宮木俊明






2015年10月25日日曜日

書評:読書の方法

なぜ本を読むのか。
本を読むことによって何が得られるのか。
本によって人生が変わるのか?

どんな本を選び、どうやって読むのか。

こういった事は、
当の本人の「本」に聞いてみるのが
一番良い方法なのかも知れない。



久木田裕常(著) きずな出版
『読書の方法ー自分を成長させる本の読み方』
は、一般に考えられている「本の読み方」にとらわれず、
もっと自由に本と付き合い、対話する事を呼びかけている。


「最初から全部通して読まなくても良い」
「好きな所から、好きなだけ読めば良い」

しかし、実はこれ、私にとっては中々難しい。
せっかく購入したんだし、始めから最後まで一言一句全部読み通さないと
見落とした情報が有るようでなんだか気持ちが悪いし、
せっかく購入したのに、全部読まないのは、
なんだか損した様な気にも成る。

そんな訳で、私は基本的には入手した本は
スローリーディングで読む。
つまり、最初から最後まで、
一言一句全部を読み通すスタイル。


所が、本書に書かれている様な「読書会」への参加、
及び自身による主催を通じて、
少しづつ、自由な読み方が身についても来ている。

そして、その新しい読書法の適用場面が、
読書会だけでなく、何か困ったときやヒントが欲しい時、
読むべき書籍を選定するときなどに、
書店や図書館、自宅の書棚と向き合うとき等に広がってきていて、
確実に短時間で有益な情報が得られるようになってきた実感がある。


本書によると、本とのつきあい方は、
人とのつきあい方にも似ている。
沢山の経験を積むことで失敗は減らせるけど、
失敗体験も決して無駄にはならない。
しかも、買っただけで読まずに積んであるだけの
「積読本」ですら価値が有るというのは、
正直、なんだか嬉しい。


本の可能性に触れつつ、
もっと本と自由に付き合えるようなヒントがたくさん詰まった本書だが、
最も響いたのは
「本を読むことは、その本を書いた人の価値観と出会うこと」
という言葉だ。

人の価値観に触れる方法としては、
直接その人と同じ時間を過ごすことが最も効率が良いかも知れないが、
例えば、超多忙な著名人や、既に亡くなっている方、歴史上の人物については、
現実に会うのが難しい(不可能)な為、
本がその威力を発揮するのだろう。

もっと言うと、仮に、簡単に実際に会える人だったとしても
その人が「著者」で有るならば、
間違いなくその方の「著書」を手に取り、
目を通して置く事も大切な事だと思う。
当方の実体験からも
面会の際には「お互いに」メリットがある事を感じている。


本が好きな方も苦手な方も、
「読書」という行為を見直し、
本を通じて、本に対する新しい価値観に触れられる、
そんな読書の方法を
この「読書の方法」から感じ取って頂けたらと思う。


★行動へのヒント
・正解は人の数だけ存在する。
・現実世界をよる豊かにするために、本の世界が存在する。
・本の世界の楽しみ方も人の数だけ存在して良い。

最後までお読み頂きありがとうございました。

宮木俊明


2015年10月23日金曜日

第7回「目標に向かって行動を起こす読書会」@青山 開催レポート

2015年10月20日(火)19時より
青山一丁目の会議室にて開催。

今回は、読書会初参加の方、
私の読書会に数回ご参加頂いている方、
そして当方の合計3名での開催となった。

第7回となる今回はアナタの生きるチカラの源は何ですか?との副題を掲げ、
目標設定や生き方にに関連した本を参加者に自由に持ち込んで頂くことで
複数の本のエッセンスを効果的に吸収し
行動へのヒントを掴んで頂けるように計画をした。

これまで6〜10名程度での開催が多かった中で、
今回は、当日のキャンセルなどもあって急遽少人数の開催となった為、
若干の不安を抱えての読書会開始となったが、
かえって、お一人づつのご意見やご経験をしっかりお聞きすることができ、
当方にとっても学びの多い内容となった。

ダイアローグを通じて、
「なぜ目標を持たなければいけないのか?」
「どうして行動が最も重要なのか?」
「あらゆる限界は自分で作ったもの⇒それらが無かったとしたら何をしたいか?」
といった質問にそれぞれの回答を考えつつ、
最後に【24時間以内に出来る小さな行動目標=ベイビーステップ】を定めて頂き、
無事に楽しく読書会を終えることができたと思う。


ご参加頂いた皆様、
それぞれの個性を発揮して頂けたような気もしていて、
大いに刺激的なイベントとなった。
ご参加頂いた皆様に厚く御礼申し上げたい。


☆☆ 主なアンケート結果 ☆☆
神田さんの本を読んで、何か行動をおこさなければという気持ちになった参加した。
目標が明確でないので、目標設定のきっかになれば良いと思った。
実際に初めて参加してみて、本の新しい読み方を知れてとても面白かった。
より深く本を読めるような気がしたし、
「今日出来ること、評価されることをコツコツと自主練?!(笑)」というヒントも貰えた。
それぞれ、テーマに沿った本を持ち寄って話をすることで、短時間で多くの本の内容をシェアできる。本を新しい形で読むことが出来、とても興味深いと思う。
なにか行動をしたいと思ったら、この読書会に参加すると小さな一歩が踏み出せます!
(橋本 正洋 さん)

行動と目標について一つのステップとして考えて参加しました。
今回はファシリテーターも含めて3名という少人数だったので、
色々シェアできる時間が取れたのが良かったです。
その日その日を、難しいことが有っても本気で生きて行くことで何とかなりそうです。
「す・な・お」を使って自己や他社に肯定される、来て楽しい、自分の意見をしっかり聞いてもらえる読書会です。
(田中 治 さん)



★行動のヒント

・目標や計画は「立てて」「行動する」事に意味があって、究極、達成できるかはどうでも良い。
・過去の経験にとらわれずに自由に発想する事を「自分に許可」する
・自分らしくなる為の準備は要らない

最後までお読み頂きありがとうございました。

宮木俊明







2015年10月18日日曜日

悪沢岳〜赤石岳

9月にソロ・避難小屋二泊で、
南アルプス(悪沢岳〜赤石岳)に行ってきた。


【コンセプト】
・南アルプスの南側の山域を初体験。
・2泊分の食料・寝具を自前で持ち込む。
・全工程、全荷物を持って歩く。


【懸念事項】
・ランニングで故障している足腰がどこまで持つか。


【アクシデント】
当初、前日入りで易老渡からの光岳〜聖岳を目指していたのだが、
前日の夕方、車を走らせている最中に、
目的地手前の林道でがけ崩れが発生した模様。

午前3時頃、目的地駐車場の手前で道路が封鎖されていて立ち往生。

5時まで「ふて寝」をした後に、
急遽、鳥倉林道を起点にすべく、車で100Km程移動することにした。


【行程】

初日:
鳥倉林道駐車場(7:40)〜三伏峠小屋(9:55)〜小河内岳(11:45)〜高山避難小屋(14:30)〜中岳避難小屋(16:45)

2日目:
中岳避難小屋(5:45)〜悪沢岳(6:25)〜荒川小屋(7:45)〜赤石岳(10:00)〜荒川小屋(11:45)〜高山避難小屋(16:30)

3日目:
高山避難小屋(6:00)〜小河内岳(8:10)〜三伏峠小屋(9:40)〜鳥倉林道駐車場(11:40)


【感想】
・やっぱり山は素晴らしい!
・特に南アルプスは雄大である。連なっているようでいて、ひとつひとつの山が大きい。
・かなりボロボロではあったものの、不安視していたランニングによる故障箇所は大丈夫だった。
・出会う人々が皆、本格的な登山家と思しき「玄人」が多かった。


【謝辞】
高山避難小屋で楽しく過ごさせて頂いた方々:
・外国人男性2名と日本人女性1名というパーティ(雪山で滑落した「生きている人」に初めて会った)
・北海道出身、東京在住の男性ソロ(東京からバイクで鳥山林道を走破してから山に登る強者)
・北海道出身、バックカントリースキーヤーの男性ソロ(「雪山」っていうだけでビビっている僕を許して下さい)


★行動のヒント
・事前の情報収集、天候や登山道等の現場の状況だけでなく、そこに至るまでの道のりにつても
・行程の柔軟性は体力だけでなく、装備や備品にも依存する。つまり、柔軟な計画は、装備や備品の準備から始まっている。
・現場で出会う人との挨拶は、貴重な情報収集収集源の始まり。

最後までお読み頂きありがとうございました。

宮木俊明